放置自転車を撤去

今日から９月に入りました。
そのせいではないと思いますが、昨日までに比べると多少気温も下がって過ごしやすく感じられます。
（それでも３０度は越えてるみたいですが。）
それよりも心配なのは台風です。
来週の火曜～水曜日には、現段階で「今シーズン最強」といわれている台風２１号が接近してくるみたいです。
各管理物件で何事もないことを祈ってます。

 

本日は、先月から対応してきた放置自転車の件で、撤去の目途がついたので書いてみます。

問題となったビルは２階までが店舗、３階から上が賃貸マンションの複合ビルです。
居住者専用・自転車専用として許可制で貸出している駐輪スペースがあるのですが、
ここにいつの間にか所有者不明の自転車がまぎれこんでいるのがわかりました。

ちなみに駐輪を許可した入居者には、蛍光のシールを渡して自転車に貼ってもらっています。
その中に、何台かシール無しの自転車がまぎれていたわけです。

 

とは言え、発見次第すぐにどうこうするわけにも行きません。
貼っていたシールがはがれて、そのままということもあります。
貰ったシールを貼り忘れていたということも考えられます。
また、店舗に来店された方がたまたま停めてしまっていたのかも知れません。

 

そこで先ずは自転車を写真に撮って、届出いただいた自転車のリストと照合。
不明自転車は計４台あったのですが、いずれも該当なしでした。

次は各店舗の方に、お客さんが停めるようなことがあるか聞いてみました。
結果、店舗とは別のエントランスホールを抜けた奥まった場所のため、
わざわざ停めるお客さんは居なそうな感じです。
数日後にもう一度行ってみて、そのまま残っていれば「お客さんの自転車」説は消去です。

 

 

 

 

 

 

 

果たして数日後に確認したところ、４台とも動いた形跡はありませんでした。
（もっとも前回の時点で、すでに１台は伸びてきたつる草が絡んでいる状態でしたが。）

ここでもう一つ「乗り捨てられた盗難自転車」説が浮上して来ます。
そこで交番に連絡。警察官に来てもらい、照会をしてもらいました。
初めて知ったのですが、「防犯登録シール」からはもちろん、
それが貼ってなくても「車体ナンバー」から照会が可能なのだそうです。
盗難届が出ていて引き取ってくれることを多少期待したのですが、いずれも盗難自転車ではありませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

いよいよ最後につぶさなければならないのは、
「入居者またはその関係者の自転車だが、何らかの事情で届出をしていない」可能性です。
そこで、４台の自転車に「放置自転車として調査中」の張り紙をし、各戸に心当たりがないかチラシを投函しました。
チラシには「期限内に申し出がない場合は処分します」の文言入り。

 

そして期限到来となりましたが、予想通り、入居者さんからの連絡はありませんでした。
オーナー様に報告し、ご協力もいただいて、いよいよ来週撤去が決まりました。
ただ「撤去」と申しましても、実際は５００円／１台での粗大ごみとしての処分です。

時間と手間、費用を考えますと、大変迷惑な話でした。

 

※今回の対応は役所・警察などに確認の上で行っています。
これを読まれた方も先ずは管轄の行政機関にご相談の上ご対処ください。